Super smile school seminar!!

皆さん、お久しぶりです!
久々にを感じさせる暖かい陽気に、気分もルンルン?!と思いきや、また急に寒くなったり・・・と日々変わりやすいお天気なので、皆さんも体調を崩されないようくれぐれもお気をつけて。

今日は、先日2月15日に行われたスクールセミナーについてお話しさせていただきたいと思います!
今回のインタナショナルスクールは私たちが伺っている学校の中でも、特に全学年の生徒さんにお話しさせていただいています。
4歳から14歳までと幅広い年齢へ向けて、それぞれの年齢にあったトピックをお話しさせてもらいました。

4〜5歳クラスでは、虫歯菌についてやお菓子の食べ方について、また歯磨きとフロスの仕方についてお話ししました。

6〜8歳クラスではそれに加え、歯の生え換わりや砂糖水を使った実験を行いました。

9〜11歳クラスでは6〜8歳クラスのお話に加え、歯に良いスナックと悪いスナックの◯×クイズ、プラークについて、また、虫歯が出来る仕組みについてもお話ししました。

そして一番大きい12〜14歳クラスでは歯の構造、歯並びのお話に加え、タバコの害についてや、歯が欠けたり抜けてしまったりした時の対処法についてもお話ししました。

今回のセミナーで今までのお話に新しく加わった内容の一部について、少し詳しくお話ししたいと思います。


まず、ブラッシングをする時の圧についてです。
皆さんは歯ブラシ圧ってご存知ですか?
私たちは通常歯磨きをする際、一生懸命しっかり磨こうと思うからこそ力が入ってしまいます。
しかし、歯磨きは優しく!!しかし、しっかりと!!歯と歯茎に当てて磨く事が大切なのです。
力が入りやすい人は、鉛筆を持つように歯ブラシを持つと力は必要以上には入りにくいと言われます。
あまり強い力で磨き続けると、歯茎を傷つけたり歯が少しずつ削れてきてしまうので力が入りすぎないよう気をつけましょう。

歯ブラシを歯面に当てたときに毛先が変形しない程度の圧で磨きましょう!

↓正しい例

↓間違った例

また、歯の表面についているプラーク歯垢についてですが、皆さんはプラークは何からできているかご存知ですか?
プラークを作っているほとんどは、いろいろな種類の細菌なのです。

お口の中ではこの様に見えていますが・・・

実際に顕微鏡を使ってみて見ると・・・

そして一見きれいに見えるお口の中にも・・・染め出し液を使うとこんなに沢山プラークが残っていることも!

そして、このプラークが食物中の糖を栄養分にし、を出し始めます!
そしてこの酸が歯を溶かし(脱灰)、これがさらに進んで行くと虫歯となります。

きっと、皆さんの多くはだらだら食いが歯に良くないということをご存知かと思いますが、それはなぜかというと・・・・

通常、お口の中は唾液によって中性(PH7前後)に保たれています。これは唾液の緩衝作用とも言われています。
しかし食事(糖)をするとお口の中は酸性に傾き、PH5.8以下になると歯が溶け始める(脱灰)といわれています。普通、食後30〜60分をかけて唾液の緩衝作用によりお口の中は中性に戻りますが、先のように、だらだら長時間食べ続けることのよってこのPH5.8以下の状態が長時間続き、脱灰が進んでしまうのです。

食事やおやつはできるだけ決まった時間に食べ食後はできるだけ早く歯磨きすることが虫歯予防につながりますよ(^ー^)

そして一番年長の12〜14歳のクラスではジョン先生より矯正の歴史についてもお話ししていただきました。

現代のアメリカ人の2/3は、何らか歯並びに問題があると発表されています。
しかし、ある人類学の研究で、紀元前1000年以前のエジプト人の骨が発掘され、それらの多くは親知らずまでしっかりと生え揃ったとてもきれいな歯並び、良い噛み合わせだったそうです。
古代人と現代人の顎を比べると、古代人の方が歯を支えている骨の部分が大きく、顎のまわりの筋肉も発達していたようです。その差は昔の今の食べ物の違いとも言われています。

現代人の一番代表的な歯並びの問題として、小さい顎に対して歯が大きく、きれいに並びきれずガタガタした歯並びがあります。

この問題を根本的に解決するには、古代人の顎のように骨を拡げ、歯が並ぶように大きくすることが一番理想的な解決方法と思われます。この顎を拡げるには、成長中の小学生や中学生ごろに矯正治することで一番改善が期待できると言われています。

私も実際にそのお話をジョン先生から聞かせていただき、とっても興味深いな〜と本当に感動しました!

生徒さんからも色々な場面で「Oh~~~!」「WOW!」とあちこちで声が上がっていました
(^ー^)
とても興味を持って聞いてくれる姿がとても嬉しく、また皆さんからPower元気をたくさんもらった一日でした!!
素敵な花束も本当にありがとうございました!!
このような機会を本当に感謝です!



Dr.Shino