スペインに出張

矯正歯科医の賀久です。

先日、スペインに出張しましたのでご報告します。まず、なぜスペインに行くことになったかと申しますと、その理由は5月のアメリカ矯正歯科学会にさかのぼります。私は、ご縁がありアメリカの矯正歯科材料メーカーであるTP社のコンサルタントをさせて頂いています。その会社のブースでTP社の社長より、ヨーロッパでコンサルタントをされているDr. Velaをご紹介頂きました。

この会社のコンサルタントをしているドクターは世界に5人いて、その中でも40代は僕達2名ということもあり、今までの臨床経験や今後の展望など色々な情報をアメリカ矯正歯科学会で交換しました。その結果、共通の興味や自分達が目指して行くべき方向についても同じベクトルを向いていると実感出来、意気投合しました。いつか、スペインにいきたいと思っていたので、溜まっているマイルを利用して行けるなら行ってみようかな?と思っていた所、家族3人のうち2名が無料で行ける事になり、急遽、スペインに向かいました。

私は、6年程前からイタリアに講演をさせて頂く機会を頂いていて、スペインとイタリアは南ヨーロッパの国としては同じ様なイメージを持っていたのですが、実際そうでした。強いて違いをいうならば、スペインの方がより洗練されていてシステマチックな感じで、イタリアの方がより情熱的で物事の取り組み方が職人的な印象を持ちました。僕は実際にこの国に行くまで、この逆の印象を持っていました。これは、単に僕が出会ったドクター達の個性によるもので、お国柄とは違うかもしれません。多くのドクター達とも意見交換出来て、楽しい旅となりました。

また、ボストン大学大学院時代の後輩もホテルまで食事に来てくれて楽しいひと時を過ごし、17年も前の記憶がよみがえってきました。こうして、世界の何処に行っても大学院の仲間が何処かにいるというのは、留学して良かった事の1つです。

ところで、日本では食べる機会が無いので比較は出来ないのですが、頂いたパエリアは絶品でした。旅行の詳しい写真は後に、プォトアルバムのコーナーにアップさせます。アリタリア航空で行ったので、今回もミラノに乗り継ぎで立ち寄ったので、つかの間の休日をDuomoで家族と共に過ごしました。